すだちとは柑橘類の一種で徳島県の特産物です
すだちとは、みかんなどと同じ柑橘類の一種です。徳島県の特産物の一つで徳島県の花にも指定されています。またマスコットキャラクターも作られていて、徳島県の顔になっています。
一般的に柑橘類は黄色が多いのですが、すだちは緑色なのでわかりやすいと思います。ただ、同じ仲間で同じ様に緑色をしているものに「かぼす」があり、間違われることも多いようです。 しかしこれはすだちをよく知らないというのが大きな原因でしょう。
かぼすとの違いのひとつは大きさが違います。すだちはだいたいゴルフボール程度の大きさなのに対してかぼすは一回り大きいです。 当然重さも2、3倍は重くなります。すだちやかぼすの緑色は実はまだ熟していないのです。熟したら他の柑橘類と同じ様に黄色になるのですが、残念ながら商品価値はほとんどなくなってしまいます。
すだちは、不安やイライラを消しストレス解消にイイ!
すだちの一番の特徴はその香り成分です。種類も量も豊富でレモンを遥かに凌ぎます。その効果は不安やイライラを消し、ストレス解消などに役立つといわれています。
ビタミンCやクエン酸も豊富に含まれています。ビタミンCは風邪の予防にも効果的ですし、クエン酸は疲労回復の効果があります。柑橘類は人によって好みが分かれる部分ではありますが、すだちは付けあわせなので誰でも無理なく摂取できると思います。
すだちには様々な加工商品があります。味噌、しょうゆ、コショウ、マーマレードなどがあります。また薬味としてよく使われていて、主にそうめんや冷奴、焼き魚などに添えられることが多いです。
名前の由来は酢橘(すだちばな)から来ているといわれています。橘とは柑橘類のことで酸味があり酢の代用品として使われていたことから酢橘と呼ばれるようになり、すだちと呼ばれるようになったそうです。
すだちは自宅栽培も可能です
ホームセンターなどで苗が売っていますので自宅で栽培される方もおられます。苗の値段は1,500円程度で購入することが出来ます。栽培する楽しさも得られますし、主役にならないものですからわざわざ買うよりも良いかもしれませんね。
実がなるのは3年目以降ということで、すぐにというわけには行きませんが、植物を育てるのが好きな方は始めてみてはいかがでしょうか? 場所もとりませんので手軽に育てられると思います。
すだちの花は白くてとてもかわいい花です。観賞用としても育てる価値はあると思います。見て楽しく料理にも使えて健康効果もあるわけですから自宅栽培の材料としては優秀ではないでしょうか。